犬のお散歩

犬と散歩しながら人間についてテキトーに考察してみた

うちの嫁53歳 変形性股関節症で手術するか保存療法か悩む

 

ウオーキング

嫁が股関節の手術を受けるかどうかで悩んでいる。

5~6年前になるだろうか、左の股関節が痛いというので近所の整形外科につれていった。

そこでレントゲンを撮り、はじめて変形性股関節症という病名を告げられたんです。そのときは痛み止めの薬を処方され、これ以上進行しないように股関節まわりの筋力をきたえるトレーニング・メニューを教えてもらいました。

今考えると、トレーニングを毎日コツコツと続けていれば、状況はちがっていたかもしれません。

でも、まあ、ノドもと過ぎればナントヤラで、痛みがおさまると忘れちゃうんですよね。

痛くなって、ガマンしているうちに、治まって。そのくり返しでだんだんと悪化していったみたい。

ぼくも悪かった。

嫁が痛みを訴えると、カンタンに仕事やめなよ、と言うので、ぼくにはあまり言わないようになったんです。

でも、いよいよ歩くのもままならなくなって整形外科に再診しに行きました。

そこで先生から、

「股関節の専門医に診てもらった方がいいよ。紹介状出すから」。

そんなわけでクルマで20分ほどの埼玉成形会病院に嫁を連れて行き、専門の医者に診てもらいました。

再びレントゲンを撮り、いろいろと問診した結果、嫁の現在の状態は100点満点でいうと50点とのこと。

これは手術するかしないかギリギリのラインだそうで、先生としても、すぐに手術という感じでもなく、家族や会社とも話した上で今後の方向性を決めてください、というスタンスでした。

 2週間後にMRI検査をして内部の様子も診るので、その時までに決めてください、とのこと。

どうしようか。

今まで手術は考えてこなかったが、それは近所の医者からは60歳にならないと手術の対象じゃないと言われていたから。

人工関節の耐用年数を考慮すると50代ではまだ早いという。

ところが今回、専門の先生の話をきくと、近年では耐用年数もかなり改善されているので50代でも十分対応できるというのだ。

 実際のところ人工関節が20年もつのか、30年なのかはわからないが、20年としても70代のうちに交換するのなら手術にも耐えられるか、と考えたり。

大きな手術なので当然リスクも伴う。

聞いたところによると、手術中に細菌が入り込む感染症などの合併症の発生リスクは1~3%だという。

これは、そんなに高い数字ではないが、家族としては、どうしても心配になってしまう。ただ、どんなに簡単な手術でもリスクがゼロにならないことは理解できる。

どこかの段階では決断しなくてはならないのだ。

嫁の今の状況は、仕事や日常生活はできているが、小さなところでは、それなりの支障がある、という感じです。

長い時間歩くと、股関節や膝が痛くなる。

膝についてはレントゲンで診ても、状態はキレイだし、何も悪いところはないのだが、なぜか痛くなる。

医者が言うには、股関節から来てるのでしょう、ということだ。

膝や股関節の痛みは、しばらく大人しくしていると、やわらぐのだが、それでも違和感は残る。

イスに座った状態から立ち上がるときでも、角度によって痛みが走ることがある。

靴下をはくのも往生していたが、この何日かは一人ではムリで、ぼくがはかしています。

左足の爪を切るのもコツがいるし、あぐらもかけないし。

そういった些細なことなのだが、毎日のことなので、ものすごいストレスになっているようだ。

嫁も、ぼくも、このごろは手術する方向に傾いている。

それでもやはり嫁の気持ちの中には、異物を身体の中に入れる、言いようのない気持ち悪さが残るみたいだ。

まだ、もう少し時間がある。

次、病院に行く日まで1週間。

2人でもっと悩んで話し合おう。

MRI検査の画像にどんな姿がうつされるのか、2人でしっかりと確認し、決めなければならない。