犬のお散歩

犬と散歩しながら人間についてテキトーに考察してみた

ハローワーク 職業訓練校の面接 これだけやっておけ

 

面接の様子

 

ハローワークで紹介される職業訓練校には筆記試験と面接があります。

筆記試験については特に対策をする必要はありません。講座によっては実施されないものもありますし。

重要なのは面接です。

たぶん、これだけで合否の判断がされているのではないでしょうか。

筆記の方は白紙で出さないかぎり大丈夫です。勉強していかなくても何問かはとけるでしょう。

そもそも全問すべてがチンプンカンプンというのであれば入学しても授業についていけないので落とされた方が時間のムダにならなくていいです。

面接対策ですが。

最初に学校側が希望者に対して何をもとめているのか知る必要があります。

これには2つあって、1つはクラスメートと問題をおこすことなく最後まで授業に通えること、2つ目は講座が終わったあとにちゃんと就職できること

面接で見ているのはこの2つです。

とくに2つ目が重要で、たとえ無事に卒業できたとしても就職できなければ学校側の運営が疑われてしまう。あそこでスキルを身につけても就職できないんじゃ意味ないよね、というワケ。

脱落者が出ても、就職できない生徒がいても、学校としての評価が下がり、最悪のケースでは認定校を取り消されてしまいかねない。

それは困るのです。

ですから面接ではこの2つをアピールしなければなりません。

面接は第一印象で決まる

ドアをノックするのは2回でも3回でもかまいませんよ。

面接会場のドアをあけたときが勝負。

面接官の前におかれたイスに座ったときからはじまるんじゃありません、その前からはじまってます。

あなたがドアをあけ、イスにすわるまでの動作、態度で結果は決まるといっても過言ではありません。

そのわずかな時間で面接官のあなたへの印象は形成されているのだから。

大事にゆっくり、ゆっくりと歩いて、座るときも時間をかけてすわってください。

ゆっくりとした動作が自信の表れ、頭の良さにつながる。面接官の目にはそう見えるのです。

「あ、この人は大丈夫だな」と内心で思ってくれるでしょう。

そうなったらこっちのもんです。

面接官にこう訊かれます、「最後まで通えますか?」と。

これに対する答えは単純明快、「はい。問題ありません」とそれだけ言えばいいのです。

面接官はもうすでにあなたに信頼を寄せているのだから、クラスメートとトラブルなくやってくれることに確信を持っている。

 大事なのは中身ではなく、いかにそのように見せるか、ということ。

10分や20分くらいの時間であなたの何がわかるというのでしょう。何もわかりはしません。

そもそも面接官にそんな能力はありません。実際に一部上場企業で面接官をやっていたぼくが断言します。

 

本気で就職する気はありますか?

訓練校にいくのは、その仕事に就くのに必要なスキルを身につけるためです。あくまでも就職するという目的のための手段にすぎません。

その辺を間違えないで質問には答えてください。

求職活動をしたけどスキルや資格がなかったので決まらなかった、この訓練で必要なスキルを習得しすぐにでも就職したい、訓練中でも求職活動はするし採用が決まったら訓練の途中でも就職する。

それがあなたのスタンスです。

この立場をしっかりと頭に入れて、ここから外れたような返答は避けてください。

あくまでも訓練校としては、就職できそうな人、その意欲がある人でなければ合格させません。

 

よく聞かれる10の質問 

職業訓練校の面接でよく聞かれる質問例ですが、ほぼ次の10個で決まりですね。

この10個の中から5~6つ聞かれるのが普通です。

 1.  自己紹介をしてください

 2.  前職をやめた理由はなんですか?
 3.  この訓練コースを受けようと思った動機は?

 4.  コースの内容についてどこに興味がありますか

 5.  これまでの求職活動について教えてください

 6.  訓練中に内定が決まったらどうしますか

 7.  この面接に落ちたらどうしますか

 8.  訓練終了後すぐに就職できますか?

 9.  訓練に毎日通うことはできますか?

10. 最後にPRをお願いします

 もちろん、これ以外の質問がくることもありますが、基本的に落とそうとする面接ではないので厳しい内容のものはないでしょう。

あくまでも仕事を得るために訓練校に通うというストーリーに沿った答えを心がければ大丈夫です。

たとえば6番の質問だったら

「訓練が終わるまで待っていただけるのか確認をとり、それが出来ないのであれば内定を優先させていただきたいと考えています」

ぐらいでいいですよ。

そして、答えの内容よりも注意してほしいのが、話すスピードです。

動作はゆっくりせよ、と言いましたが、話す速度については、できるかぎり早口にしてください。

のんびりした口調だと、頭わるいのか、と思われる可能性があるし、最悪ウソついてるんじゃないか、と疑われます。

動作はゆっくりと、話すときは早口で!これが鉄則ですよ。

 

 あなた自身のストーリーを完成させよ!

訓練校の面接にかぎらず、一般企業のそれでも、必ずやっておいてほしいのは、なぜあなたは前職をやめたのか、今その業種の仕事を求めている理由はなんなのか、そのためにどんな活動をしてきたのか、又はどうこれから活動していくのか、というストーリーをしっかりと作っておくことです。

面接官がなにを求めているのか、事前に調査して、それに合ったストーリーを構築してください。

訓練校であれば、最後まで通えること、就職する意欲と能力の2つです。

これを積極的にアピールしてください。

もし緊張してしまって失敗したな、バカなこと言っちゃったな、ということがあっても大丈夫です。

面接では必ず最後に、何か聞きたいことはありますか? 言っておきたいことはありますか? といって類の時間がきます。

そのときには、こう言ってください。

「私は絶対に就職を決めたいんです。そのためにこのスキルが必要なんです。よろしくお願いします!」

だって、ホントにそうでしょう?