UNEXTの無料トライアルで黒澤明の世界的名作を観まくったぞ
そんなことないです。ぼくも解約確定の一歩手前までやってみましたがとても簡単でした。5分くらいで終わると思います。注意点は解約の期限を忘れないように手帳にメモっておくことぐらい。
トライアル期間はあっという間に終わり結局有料で続けることにしました。それくらい観たい映画がいっぱいでとても31日では足りなかったんです。 クロサワ映画はもちろん、ぼくの中では幻の作品と思っていた映画もたくさんあって小躍りしちゃいました。
他のVODではなかった映画をお探しの方はU-NEXTの無料トライアルで確認することをおすすめします!
- U-NEXTってどんなサービスなんだろう?
- 気になるU-NEXTの月額利用料金と無料トライアル
- 黒澤明は日本映画界が世界に誇る巨匠なのだ
- 黒澤映画のマイベスト3はこれだ!
- 結論:無料トライアルは終わったものの月額プランを契約!
U-NEXTってどんなサービスなんだろう?
U-NEXTは他のVODと比べてどんな特徴があるのでしょうか?
いちばんの特徴は作品数の多さで、見放題の動画が21万本もあります。
U-NEXTの見放題作品数は2021年7月時点で21万本以上と他のVODを圧倒しています。イメージ的にはNet flixが一番多そうですが実際にはU-NEXTの半分以下(GEM partners調べ)。
洋画、邦画、海外ドラマ、国内ドラマ、アジアン・ドラマ、アニメを合わせた数で比較するとU-NEXTが他社の倍以上ラインナップを揃えています。
これは驚きですね。
どうりで有名な作品だけでなくちょっとマニアックな映画にも出会えるわけです。
はっきり言って大ヒット作、有名作はどこでも見れますから。たとえ今はダメでも待っていればそのうち視聴できるようになることが多いです。
探していた自分だけの名作に出会えるよろこびは大きいですよ。
こういう動画配信サービスで最も重視すべきなのは自分の観たい作品がどれだけ多くラインナップされているか、ということ。
ほかは極論どーでもいいんですよ。そして各社そんなに変わりありません。
スマホやタブレットでも視聴できるとか複数のデバイス対応、オフラインでも大丈夫などだいたい同じです。
選ぶポイントは好きなジャンルの動画がどれだけ観れるか、あとは料金が月々いくらなのか。
気になるU-NEXTの月額利用料金と無料トライアル
2189円(税込み)です。
これはちょっと高い印象を受けますねえ。
ぼくは今Amazonプライムも利用していますがこちらは月々だと500円、年払いだと4900円いずれも税込みです。
Huluが1026円、Netflixは料金体系が3つあるんですがU-NEXTと同程度のランクのが1490円、TSUTAYA TVも1026円でした。
これらと比べても明らかに高い。
もうちょっとどうにかならないのかと調べてみると毎月ポイントが1200円分付与されてU-NEXT内で使えるという。
これで一部有料の新作などをレンタルしたり電子書籍を購入できる。たいていの電子書籍サービスは「一部の作品だけ」とか「一巻だけ」ポイント利用可というのが多いがU-NEXTでは全作品で使用可能とのこと。
たとえば人気コミックの新刊を購入したりイオンシネマ等の提携映画館でロードショーを観るチケット代に充てることもできます。
もともと80誌以上の雑誌が読み放題だし1200ポイントがあればあながち高額ともいえないかもしれません。
ぼくはうっかりしてましたが無料トライアル中も600ポイントもらえるので検討してみるのもいいと思いますよ。
無料トライアルは31日間あるので検索機能を使ってどんな作品があるのかじっくり調べて続けるか解約するか決めてください。
トライアルを申し込むとすぐにメールが送られてきます、そのメールから解約手続きの画面にとぶことができるので削除しないように。
気をつけなきゃいけないのがトライアル中でもレンタルしたり購入した分は料金が発生するってこと。600ポイント以内に抑えれば大丈夫です。
解約のつもりで間違って退会しちゃうとアカウントがなくなり購入した書籍等が観れなくなってしまうので気をつけてください。
解約と退会、なんだか似てますから。
ぼくは解約せずにそのまま継続しました。なにしろ観たい映画がいっぱいあるしクロサワ映画も⅓も観れなかったので。
黒澤明は日本映画界が世界に誇る巨匠なのだ
今の若い人はどれだけ黒澤明のことを知っているだろうか?
世界中の映画製作者から尊敬されている、偉大な映画監督でアカデミー賞も受賞してるという事実。
ぼくらの年代の映画好きにとっては当たり前すぎることなのですが、黒澤明は日本を代表する映画監督で「世界のクロサワ」といわれています。
その映画人生は偉大すぎて本を一冊書いても書ききれない、たぶん100冊は必要になるでしょう。
フランシス・F ・コッポラ、スティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカスらが尊敬する監督として一番に名前を挙げているのだ。
ルーカスはクロサワ映画が好きすぎて『スターウォーズ』の主要キャストであるオビ=ワン・ケノービ役を三船敏郎にオファーしたのだった。いわずもがな三船はクロサワ映画の半数以上で主演をはった、これまた日本を代表する映画俳優です。
三船はせっかくのオファーを『子供だましのSF 映画になんか出れるか!』と断ってしまいました。
どうしても諦めきれないルーカスは、それならダース・ベイダーならどうか?と再度オファーしてきたと娘の三船美佳さんが明かしています。
こちらも実現しなかったのは周知の事実ですが三船のダース・ベイダー、見てみたかったですね。
クロサワ映画の魅力はそのスケールの大きさと他の日本映画にはないカラッとした乾いたタッチにあります。邦画はジメジメした感触があるんだなあ、人情とか恨みつらみとか。
そういうのがほとんどないんですよ、クロサワ映画には。
西部劇に感じが似てるかもしれない。
そんなところが海外でも受け入れられてる要因なんじゃないでしょうか。
『七人の侍』→『荒野の七人』
『用心棒』→『荒野の用心棒』
にハリウッドとイタリアでリメイクされています。
ダイナミックな感覚が日本という狭い枠をはるかに越えて世界中で支持されている証拠ですね。
とにかく偉大すぎます。
黒澤映画のマイベスト3はこれだ!
黒澤明が偉大なのはわかっていただけたと思いますが、UNEXTではどの作品が観れるのでしょうか?
答えはほとんど全部。観れないのは一本だけ。
黒澤明の監督作品は全部で30本ありますがU‐NEXTではそのうち29本が観れます。
『デルス・ウザーラ』だけラインナップに入っていませんがこれは同作がソ連映画だからでしょうか。
ぼくは中学生のときに学校の映画観賞会で観ましたが、トラが突然出てきて大ビックリしたことぐらいしか覚えてません。とにかく地味な映画でした。
正直晩年の作品は黒澤明という名声があまりに大きくなりすぎて黒澤自身も身動きがとてなくなってしまったかのような印象を受けるものばかりです。
けれどそれ以前の作品はどれもすばらしい!
ぼくが特に好きなのはこの3本です。
用心棒
椿三十郎
生きる
前者2本は超娯楽大作、『生きる』は死を間近にして初老の男が生きる意味を問い直す感動作です。
『用心棒』『椿三十郎』はどちらも主演は三船敏郎。正編・続編でもシリーズでもありませんが主人公は同じ侍で名前だけ違います。
聞かれたときに目の前に桑畑がひろがっていれば「桑畑三十郎」、椿の花が咲いていれば「椿三十郎」と名のり「もうそろそろ四十郎ですが」とトボける。
つかみどころのない人物だが剣の腕はめっぽう強く一人で300ほどの敵を前にしてもいささかもひるまない。
田中邦衛が若侍の役で出ているのですが、「ありゃバケモンだぜ」と吐き捨てていました。
三十郎はとにかくスーパーマンばりに強いのですが脇を固める登場人物も魅力的なキャラクターがたくさん出てきます。
クロサワ映画の特徴のひとつですが役者の使い方が実に贅沢で『椿三十郎』では最後にちょっとだけ伊藤雄之助が出てきたりする。ストーリーの上では器の大きな人物として描かれているのでどんな人なんだろう?と思ったところであのウマヅラですから。とても印象に強いのです。
入江たか子と三船のやり取りも最高におもしろかった。
シナリオが練りに練られているのがよくわかります。
映画が娯楽の王様だった時代の作品なので本当に時間とお金をかけて作られているのでしょうね。
まったく同じ脚本で森田芳光がリメイクしとことがあります。同じセリフ、同じカット割りにもかかわらずぜんぜん別の映画になっていました。
クロサワ映画のダイナミズムは再現できなかったということですね。無謀な企画でした。
たとえばヒッチコックの『サイコ』をリメイクするようなもんです。
黒澤明の29作品がいつまで見放題なのかはわかりませんが上記の3本のほかにも
『七人の侍』 『酔いどれ天使』 『野良犬』 『天国と地獄』 『隠し砦の三悪人』
『赤ひげ』などなど
巷間では失敗作といわれているものでも画の力強さ、考え抜かれた役者の使い方、音楽・音響効果の抜群のうまさ、等々観るべきものがいっぱいなのです。
代表作のほとんどは白黒ですが敬遠しないでほしいですね。若い人は白黒というだけで観ることをやめてしまいますが勿体ないですよ。
どうせ無料なんだから普段観ないような作品を試してみませんか。
黒澤に限らず昔の映画にも現代に通ずる力強い作品がいっぱいありますから。
U-NEXTの無料トライアルを上手に利用しましょう。
結論:無料トライアルは終わったものの月額プランを契約!
ぼくは昔映画作家を夢見ていました。とにかく映画製作に携わる仕事がしたくて松竹の映画学校に少しの間通ったりしたものです。
周りの圧倒的才能のきらめきに気圧されてやめてしまいましたが。
そんなわけで映画はぼくの人生だったし年間200本くらい観ていました。
今回U-NEXTを利用させてもらって本当に良かったのは、もう一度観たいと思っていた映画、観たかったのにそのチャンスがなかった映画に何本もめぐり合えたことです。
うれしかった。
でも、観たい映画はまだまだあるんですよね。マイリストの登録していたら優に100本は超えちゃいました。
今回は黒澤明についてだけ書きましたが他にも紹介したいものはいっぱいあるんです。
みなさんも無料トライアルは解約するのも簡単なので一度覗いてみたらいかがでしょうか。
*なお本ページの情報は2021年6月時点のものです。最新の配信状況等はU-NEXTサイトにてご確認ください。