熊谷の暑い夏 それでも温泉はやめられない
熊谷の夏は暑いが夏は暑いのが当たり前だから文句は言うまい。
「今年の夏は特に暑いなあ」て毎年言ってる。
昨日のこともよく覚えてないのに一年前のことなんてさっぱり忘れているのだ。
うちは犬を二匹飼っているので毎日朝と夕方の2回散歩に連れて行ってやらないといけない。
犬は暑さが苦手だから朝の散歩は5時くらいに出発する。この時間はとても爽快だ。
歩いているうちに頭も身体もすっきりしてくる。
「明日どうしようか?」
嫁の仕事が休みなので日帰り温泉に行こうということになった。
この3年近く通ってる温泉施設が深谷にあってそこは朝ブロがあるのだ。
ワンコ2匹は午前中はほとんど寝てるだけだから置いていっても気にしない。
ぼくは失業中なのでもとより予定のひとつもない。
朝の7時から入ることができ朝食バイキングつきで920円という安さ。
土日祝日は1000円になるがそれでも安いことに変わりはなく一度入館すればラストまでいることができる。
ぼくと嫁は7時ちょうどに行って10時すぎくらいに退館するのがお決まりだ。
わが家の生活サイクルにはこれがちょうどいいんです。
帰りに買い物に寄って帰宅するのが1時前。
外食して温泉に入ってそれでもまだ半日以上残っている。
なんともゼイタクな時間の過ごし方なのだ。
施設の名前は「国済寺天然温泉 美肌の湯」といいましてHANA HOTEL深谷に併設されている。
このビジネスホテルの宿泊客のために朝バイキングもお風呂もオープンしなければいけないので、だったらフリー客も入れちゃおう!となったんでしょうね。
だからバイキングの内容もそれなりに充実してる。
数えたことはないけどメニューだって30種類以上はあると思う。コスパはメチャクチャいいのだ。
肝心の温泉はどうか?
美肌の湯と謳っているのは泉質に重炭酸ソーダとメタケイ酸が多く含まれているから。
この2つの成分は角質バランスを整え、肌を保温する化粧水のような働きをするそうな。
嫁も「どうよ。美肌になったでしょ。フフ」と満足げです。
たしかにそんな気がする。
ぼくは3時間もいてお湯に浸かってる時間は10分くらいなものだから自分では効果はわからない。
裸になってまずはシャワーで身体を流す。そして5分ほどお湯に入りすぐにサウナに移動。サウナは10分で出て水ブロに1分つかる。
最後は外気浴、外に出て板張りの床に寝転がる、この時がなんとも気持ちいい。
この時間のためにサウナに入り水ブロでの冷たい思いもガマンしてるのだ。
外気浴のおかげでぼくの心と身体はとてもフラットになる。
ただ温泉に浸かるだけだと出たあとで身体がポカポカしすぎて汗ばんでくる。あれが不快なんだ。寒い日でも気色悪い。
でも外気浴するとそれがない。
サウナに入って冷たい水ブロにつかったあとは真冬でも裸で外に出て平気で寝転がることができる。
真夏でも同じ。
汗もかかないし頭も身体もすっきりとして外のものにはなにも左右されない。
ただ自分を感じるだけ。
サウナが苦手な人は上がりに水シャワーを足元に1分ほどかけるだけでもいいです。
それだけでも全然違う。
うちの嫁もこれを実践するようになってとても気持ちいいと言ってます。
サウナ→水ブロ→外気浴を3回くり返すことで免疫力がかなり向上するらしい。
おかげでぼくは元気なのだ。
板の間に寝転がり青い空に浮かぶ雲を見ながらぽけーとする。なにも考えない。
下手な考え休むに似たりっていいますからね。
fukaya-kokusaiji-onsen.jimdofree.com
今日はぼくと嫁がよく行く温泉施設の紹介でした。よしなに。
年配の女性に喜ばれる贈り物 高級メロンなら間違いなし
至福のメロン 1玉8千円は高いのか?
ぼくの嫁もそうですが女性ってフルーツが好きですよね?
その中でもメロンは特に人気があると思いませんか。
メロンといえば反射的にマスクメロンを思い浮かべてしまう。
マスクメロンのあの美しい網目模様とかわいらしいアンテナみたいなツル、見た目の美しさが美味しさに繋がっているような気がします。
ところで近年マスクメロンに関しては需要が減ってるって知ってましたか?
価格が高いことに加え生産者ごとの品質にバラつきがあるのが原因とのこと。
高いお金を出して買ったりひとに送ったものがおいしくなかったらガッカリですよね。
需要が減ってるのでフルーツショップでもなかなか目利きがいないとのこと。
ちょっと手を出しづらい状況になってるんですね。
でも、高級メロンって贈り物にはピッタリなんです、とくに年配の女性には。
しっかりとした存在感があるのに一口噛めば驚くほどやわらかくジューシーで甘い。
歯の調子が良くないお年寄りでも存分に楽しんで食べてもらえるから特に大事な人への贈り物に最適なんですよね。
ご主人の両親に、昔お世話になった恩師に、自分の親にでもいいし日頃の頑張りに自分へのご褒美ってのも悪くない。
やっぱりマスクメロンって特別感があるから半端なものを送るぐらいだったら多少値は張っても失敗がないから安心です。
ただ、前述したとおり生産者によっては外れのあるのでそこだけ慎重に選ばないといけない。
どこか安心なところはないのか?という話ですが。
IKKA SOUDEN至福のメロンをご存じですか?
メロン作りは子育てのようなもの。
株式会社篤農さんはそのような思いでメロン栽培に取り組んでいます。
愛情のかけ方、手間のかけ方が半端なくすごくてそれは健康な土づくりから始まっている。油かす、骨粉、魚粉、発酵菌などの厳選した素材と山土を混ぜ合わせて作る有機肥料は2日ほどすると甘い匂いが漂ってくるそうです。これは化学肥料にはない天然の香りだそうで大変香ばしいとのこと。
こうして自然発酵させた有機肥料は乾燥させずに生のまま土にすきこむんですがこれがまた難しく重労働なんです。
しかしこの手間が滋味深い土地をつくりおいしいメロンづくりの下支えになっているのです。
ぼくは思うのですがスーパーで売ってる有機野菜はどんな土地で作られてるんだろう、と。
有機野菜というと健康に良さそうですが元々の土壌がダメだったらなんの意味もないんですよ。
その点、篤農さんの土つくりに対するこだわりは安心できますね。
子育てと同じなんだからそんなの当たり前、と言われそうですが、なかなかそこまでやってくれる農家はないでしょう。
だからこそ安心して口にできるし大切な人への贈り物にも最適。
一般にマスクメロンには果実肥大・ネット形成を促進させるホルモン剤を使用していますがこちらのメロンは一切使っていないそうです。
その分美しい網目を出すのが難しくなるのですがそこは人の技術でカバーするのがメロン職人の腕の見せ所だと仰っています。
いいですねえ。
メロン職人。
そういう意気込みで作っているメロンが美味しくないはずがない。
篤農さんのマスクメロンはストレスのかからない自然な成育なので実崩れがしにくく食べごろ期間が長いのも特徴です。
ぼくも苦手なんですがメロンって少し量を食べると独特のえぐみがありますよね。
篤農さんのメロンにはそれもありません。
一果相伝という名前の由来は一本の苗に一玉だけという贅沢な栽培方法から来ているそうで一玉のメロンにしっかりと滋養と愛情が注がれているのが分かります。
会社のサイトには生産者さんのブログもありますのでどんな思いでメロンづくりに取り組んでいるのか確認してみてください。
高級なマスクメロンってやっぱり特別な人への贈り物にいちばんです!
篤農オフィシャルショップで贈り物に最適なマスクメロンを注文する【一果相伝】
完璧に対策したはずなのに何故か面接に落ちてしまうワケ
面接対策、と言われているものは当たり前すぎ。誰でもやってる
面接、嫌ですねえ。就職、転職、会社に入ってからだって人事による試験もあれば面接もあります。
プレゼンだってある種面接みたいなもんでしょう。アピールするものが企画か自分自身かの違いだけで。
これを苦手としている人は世の中に大勢いる。反対にオレ、面接大好きよ、得意だもんね、という方が圧倒的に少数派だろう。
書店やネット上では面接対策と称するものがあふれている。
どれももっともだし必要なものだ。
ただ、決定的ではない。
ネットや本に書かれていることは全員がやってきていると考えた方がいい。
それすらもやってない人間はライバル視する必要などないどーでもいい存在だ。
問題なのはそれらの対策を徹底的にやってもうまくいかないケースが多々あるということだ。
巷間あふれている面接対策の一つ一つはどれも意味のあるものだがそれらを実践しても効果のあるときとそうでない時の差がはげしすぎる。
また人によっても違うのが悩むところだ。
しかし唯一有効な方法があります。
それは何か?
答えは『第一印象を良くすること』
第一印象が悪かったらその後は何をしてもムダなんです
なんだ、そんなことかい、と思われたでしょうか。
でも、これは事実なんです。
ぼくは10年ほど前まで一部上場企業において面接を含めた人事関係の職務に就いていました。
トータルで600人くらいは面接したでしょうか。
今でも当時の同僚で面接官をしている者と話したりもするんですがみな一様に第一印象の悪い人は落とすって言うんですね。
意識してというよりは言われてみればそうだな、という感じですが。
たとえばハキハキと大きな声で話しましょう!
てのがあるとするじゃないですか。
これも印象が悪いと
「なんだこいつ。がさつな感じだな。仕事もいいかげんなんじゃないか」
ってなっちゃうんですよ。
印象が良いと
「なかなか元気があるな。スポーツでもやっていたのかな」
てことに。
逆に声が小さくても
「やさしい性格なのかな。現場に入ってもトラブルとか起こしそうにないな」
と良いふうに解釈してくれる可能性が高いです。
すべて第一印象なんですよ。
答える内容とかはぶっちゃけなんでもいいんです。
極端なことを言ったり奇抜な発想とかでなければOK!
だれでも言うような普通の答えでいいんです。
面接官が見てるのは表情だったり話し方だったり。
というか勝負は扉を開けた後の1~2分ですでに決まっているんです。
そこで問題となるのが、じゃあどうすれば第一印象が良くなるの?ということなのだ。
イケメン、美人が面接に強いのは事実です
ぼくも長年面接官をやっていましたが本当のところ30分や1時間くらいのもんでその人の深い部分まではわかりません。
面接官ってなんでも見透かしているようなすごい洞察力のある人種だと思っていませんか?
違います。
わかってるような顔をしているだけで実はぜんぜんわかっていません。思い込みだけで判断していると言ってもそう遠くはないです。
一流大学に行ってる学生の方が通りやすいのも同じ理由。ラベルで容易に判断できるから。
その程度なんですよ、面接官なんて。
緊張するような相手じゃないんで、トイレで踏ん張ってる場面でも想像してみてください。ただのオヤジにしか見えないでしょう。
みなさんが何を置いても取り組まなければならないのが見た目の印象を良くすること。
イケメンや美人が採用されやすいのもそういうことなんです。
オリンピックとかワールドカップとか大きな大会で必ず「イケメン・アスリート」「美人アスリート」の特集をテレビや週刊誌でやるでしょ。
同じくらいの実力なら見た目がキレイな方が取り上げられるんです。
実力の世界でありながら。
ビジネスにおいてもそんなに変わりゃしません。
新入社員が入ったときに最初に気にするのは顔じゃないですかね?
可愛いのか、そうじゃないのか。
美男子なのか、ブサメンなのか。
人事としてはそういう現場の期待も裏切りたくないんですよ。あとで嫌味言われるし。
じゃあ不細工なオレはどうすればいいんだよ?と言われそうですが。分かりやすい例として顔の良し悪しを出しただけで第一印象を決めるのはそれだけじゃありません。
顔以外の部分できっちりやればいいのです。
逆に顔が良くてもその他でダメだったら落ちますよ。
面接に受かりたかったら筋トレをしろ!
面接官の第一印象はいつ決まるんでしょうか。
答えは面接室のドアを開けてイスに座るまでの間。この間に勝負はほぼ決しているといっても過言ではありません。
ここで悪い印象を与えてしまっては後から取り返すのは至難のワザになります。ま、手がないわけじゃありませんがそれは別の機会にお話ししましょう。
この短い時間の中であなたが気にしなければいけないことは一つだけ。
動作をゆっくりとしろ!
頭を下げる、歩く、イスに座る。
それら一連の動きを意識してゆっくりと行うのです。
ドアを開けた瞬間、何人かいる面接官の視線があなたに注がれます、それが辛くて目を逸らし早くあのイスに座ってしまおうとシャカシャカ動いてはダメ。いかにも頭が悪そう、仕事ができなそうに見えてしまいます。
ドアを開けたら面接官の一人ひとりの目を自然な感じで微笑みましょう。
ノックは3回とか、どうぞと言われるまで座らないとかはマニュアル通りです。
質問される項目も対策本やネット、転職サイトなどで抑えておいてください。そんなようなことが訊かれます。
くり返しますが本やネットにある対策は万全にやっておくこと。ただ同じ受け答えをしてもその前に面接官に与える第一印象で結果が大きく変わってくるという事実は肝に銘じておいてください。
もう一つ大事なのが話すときは動作と違ってやや早口にした方がいいです。聞かれたことにはいち早く答えること。レスポンスのスピードが遅くなると答えがウソくさくなります。
話す内容はまあ、どうでもいいとは言わないけどそれほど重要じゃないんです。
当たり障りのない普通の内容でOK。ここに時間をかけるのはコスパが悪すぎる。
それよりやってほしいのは他人から自分がどう見られているか研究すること。これは完全に見た目の話です。
動作を優雅にみせるコツに言葉と動作を分ける、があります。
よろしくお願いします、と言葉を発してから頭を下げる動作をする。
これを心がけると所作がキレイで優雅に見える。印象がぜんぜん違ってみえますよ。
ところで見出しに筋トレしろ!と書きました。
どういうことかというと特に男性の場合引き締まった体躯の方が印象がいいからです。
だらしない身体だと能力も低く見られがちで得なことはありません。
ぼくも自宅で筋トレをしていますが身体の隅々にまで力が行きわたり活力が湧いてきます。
頭も冴えるようになりました。
男としての自信も出てきて鏡の前でポーズをとって筋肉を見て楽しんだり。
顔の良し悪しはどうにもならないけど身体なら自分で作れますからね。それにフェイスラインもシャープになるとそれなりに見れる顔になるもんです。
鏡の前に立って自分を見てください。
そんなにだらしない身体でいいんですか?
今はトレーニングジム等に通わなくてもオンラインで自宅でレッスンを受けられます。
ぼくが気になったのはここです。
遺伝子検査×自宅で始めるパーソナルジム【CLOUD GYM】 こちらは各人のDNAデータを基にその人の体質にあったメニューを作成してくれる全く新しいサービスです。
「DNA別食事法」と「筋質別トレーニング法」を組み合わせて利用者にとって最適なダイエットプログラムを提供してくれるとのこと。
シャロン・モアレムという医師でもあり科学者でもある人が書いた『DNA再起動 人生を変える最高の食事法』という本を読んでから自分の遺伝子に合った食事法や運動にものすごく関心があったんですよ。
やっぱり遺伝子がそれぞれ違うのだから万人に効果のあるやり方ってのはありえない。
と思っていたらDNAを解析してプログラムを作ってくれるオンライン・ジムがあったのでビックリしました。
検討に値すると思います。
他にはお金持ちでないとなかなか手が出せないパーソナルジムをLINE等を活用して気軽に体験できるサービスもあります。
通信パーソナル『ジムいこ』 こちらのサービスでは日本に約50万人いるトレーナーの中で1500人ぐらいしか保有していないNSCA-CSCS資格を持ったトレーナーがオリジナルメニューを作成してくれるんです。
こちらも要注目ですね。
比較検討して自分に合ったサービスを見つけてトライしてみてはいかがでしょうか。
もっと気楽にできるものとしてダイエットサポート食品という考えもあります。
これは『アーユルヴェーダ』という5千年の伝統を持つインド・スリランカ発祥の健康についての考え方に基づいて作られた新しい商品です。
女優でカリスマインストラクターの松本莉緒さんが推奨されてるようですね。
味もおいしいと評判なので毎日続けられそうです。
最後に・・・・・
就職、転職にどうしても避けて通れない面接ですがあまり深刻に考えないでほしい。そりゃ何社も落ちたら人格を否定されたかのように考えてしまいがちですが所詮面接官だってあなたの本当のところはわかってないんですよ。
あなたが落ちたのは能力の問題かもしれないし単に受かるテクニックを知らなかっただけなのかも。
面接官との相性もあります。
偉そうな顔してるけどやつらもただのオヤジだと考えてその場を支配できるようになってください。
人間はもっと自由に生きていいんだとぼくは思ってるので会社なんかに左右されたくないですよね。
面接は自分の生き方を見つめ直すいいチャンスだと思います。
タモリ唯一の主演映画『キッドナップ・ブルース』をU-NEXTで観たのだ
U-NEXTサイトはこちらから 確認できます。
U-NEXTの見放題映画の中にはケッコウくだらない作品もあるぞ!
史上最低の映画監督による最低作品『死霊の盆踊り』
エドワード・D ・ウッド・Jrとはどんな人?
またまたU-NEXTの検索機能でどんな映画があるんかな?と見ていたら『死霊の盆踊り』を発見してニヤリとした。
タイトルだけは何度も耳にするのでよく覚えていたのだが観る機会に恵まれなかったのだ。
この映画を観終わった今言えるのは「観る機会に恵まれなかった」のではなく「観なくて済む機会に恵まれていた」のだ。
一緒に観始めた嫁は10分もしないうちに怒りだした。
ぼくは素直にあやまり『ごめん。ひとりで観るよ』と言うしかなかった。それぐらいひどい。観ていて泣けてくる。
ストーリーは、特にない。
あるにはあるが悲しいほど陳腐で小学生でもゴミ箱に捨てるようなレベルだ。
夜の帝王と称するおじさんが出てきて墓場の死人を甦らせ自分をなぐさめるためにひたすら踊りをさせるのだ。
90分間のほとんどが裸の女がただ踊るだけ。
あとは何もない。
これは女の裸を見せるためだけの映画だった。
たぶん当時人気が出てきたゾンビ映画にもあやかって甦った死人に踊らせたのだろう。恐怖とエロティシズムの問題作だ。
監督にはA・C・スティーヴンという人がクレジットされているが原作とシナリオはかのエド・ウッドであり、実質はこの人の作品と言っていいだろう。
エド・ウッド。
史上最低の映画監督と評されながらもその作品はいまやカルト的な人気を誇っており一流の映画人(たとえばティム・バートンやデヴィッド・リンチ、サム・ライミ、クエンティン・タランティーノなど)がファンであることを公言している。
ぼくも『プラン9・フロム・アウタースペース』と『グレンとグレンダ』の2本の監督作を観たがどちらも最低の出来だ。
ほめるところが何一つない。
ほめるところはないが話したいことは山ほどあるぞ。
上記2本の映画はエド・ウッドが意図したところではないが凡人の創造を超えるシュールな映像のてんこ盛りだ。
『グレンとグレンダ』では恋人の性倒錯に悩む女性がその重圧に苦しむ。気持ちが押しつぶされそうになる女性を描くのにエド・ウッドは大木の下敷きになってもがき苦しむ女性の姿をスクリーンに映し出した。
大木の下敷き・・・これは比喩ではなく本当にそう描いてしまったのだ。
他にもなんの伏線もなく突如としてバファローの大群が現われる。何度も。何が言いたいのか観客は悩みに悩む。
女装癖のある主人公が恋人のセーターを撫でまわすシーンで現れるので抑えきれない欲求を表現しているのだろう。
また。女装をやめられない主人公が世間の目を気にする場面ではいきなり大勢の人間に取り囲まれ指をさされる画になる。
シュールだ。
アンドレ・ブルトンもアルトーも真っ青な表現技法なのです。
前衛映画というべきなのかもしれない。
エド・ウッドのシナリオで特徴的なのがセリフがとんでもなく陳腐なところ。陳腐だし何を言ってるのか観客には理解不能なのだ。
たぶん詩的な表現で観る人の心を揺さぶろうとした結果なのだろう。名セリフを書こうとして迷セリフになってしまったのだ。
まったく頭が痛くなる。
残念ながら『グレンとグレンダ』はU-NEXTにはなく、ぼくはAmazonプライムで観たのだ。
一方の『プラン9・フロム・アウタースペース』はU-NEXTにあるのでぜひ無料トライアルで体験してみてください。
*なお本ページの情報は2021年6月時点のものです。最新の配信状況等はU-NEXTサイトにてご確認ください。
『死霊の盆踊り』だけじゃない。他にもくだらない映画はいっぱいあるぞ!
U-NEXTで観ることのできるトンデモ映画はほかにもあります。
『怪獣王ゴジラ』・・・1956年制作のアメリカ映画です。東宝の本家『ゴジラ』は1954年だからわずか2年で作られたことになる。東京に友人を訪ねに来たアメリカ人の新聞記者が偶然ゴジラの出現に遭遇するというストーリーでオリジナルの『ゴジラ』にアメリカで撮影したパートを差し込んだだけの再編集版だ。
ところが海外ではこっちの再編集版をゴジラ映画のオリジナルと認識している人が多いそうです。
主演は『鬼警部アイアンサイド』で有名なレイモンド・バーですが役割としては事件の一々を本国に報告するだけ。活躍するのは編集されたといってもやはり志村喬、宝田明、平田明彦、河内桃子(とんでもなく可愛い!)等なのだが、結局アメリカで公開するには白人が主人公でなければ通用しないということなのでしょう。
おかげでやたらナレーションの多い映画となりましたがオリジナルの凄みは残されていたと思います。
ひとつだけ納得できないのがゴジラが核の脅威を象徴する存在であるというオリジナルの根本が失われているところ。
原爆を落としたアメリカが作ったのだから当然といえばそうかもしれませんが。
『女吸血鬼』・・・これは日本映画です。『東海道四谷怪談』で有名な中川信夫が1959年に監督した作品で天地茂の吸血鬼ぶりがなかなか似合っていました。岸田森より先に日本にも吸血鬼俳優がいたのは発見でした。
この映画、タイトルにある女吸血鬼は最後まで出てきません。
なぜこのタイトルにした?
『地獄』・・・同じく中川信夫が監督した映画で地獄というのは比喩ではなくズバリ地獄そのものを描いています。現生で罪を犯した男女が地獄に落ちるという話でエンマ大王やら鬼やら地獄の責め苦が延々と描写されており公開当時はこれがシネマスコープの大画面だったというから驚く。
『青春の蹉跌』の神代辰巳が1979年に原田美枝子、林隆三主演でリメイクしています。山崎ハコの主題歌が強烈でした。
『女死刑囚の脱獄』・・・これまた中川信夫作品です。80分ほどの映画で展開的にはあっけない印象はあるものの途中の脱獄シーンや列車内での逃亡シーンなどはスリルがあってさすが!と思わせました。
新東宝の制作で主演は高倉みゆき。この女優さん新東宝の社長だった大蔵貢の愛人だったことがばれて大スキャンダルになった人です。
大蔵貢は記者会見で『女優を妾にしたんじゃない。妾を女優にしたんだ』と言い放ち話題になりました。
人間だったり人間じゃないものが何だかぐちゃぐちゃ。
MoMAとはニューヨーク近代美術館のことだがそのコレクションに80年代のカルトホラーの怪作『バスケットケース』が加えられたそうだ。
ぼくはこの映画を観ているのだがなぜ権威ある美術館がそんなことをしたのか理解に苦しむ。
どこが現代美術なのか?
物語の発端はシャム双生児の兄弟を無理やり分離することからはじまる。弟の身体から切り離された兄は胸から下が何もない状態でゴミ箱に捨てられてしまう。
双生児のテレパシーでつながっている弟は兄を救い出しバスケットケースに隠し生活するようになる。
その兄の造形がなんともグロテスクなのだ。しかも気持ちの弱い弟と違い意思が強く怪力な上に凶暴だ。この兄が弟を支配するようになり復讐と殺戮をくり返していく。
弟に恋人ができればその娘も殺してしまい、あろうことか死体を犯す。性器もないのに。正視することができないおぞましい映像だ。
救いなのは1982年の制作で資金も潤沢にはなかったのだろう、造形はたしかによく出来ているのだが動きがハリーハウゼンのごとくぎこちなくコミカルなのだ。
笑えないけどね。
しかしカルト的な人気がありシリーズは三本つくられた。最終的には同じ畸形の姿をした女も登場し二人の間にベビーまで出来てしまう。
狂った映画だが82年当時のビッグアップルと呼ばれたニューヨークの生々しい姿が映し出されている。今は亡きワールドトレードセンターや猥雑でごったな42番街が映画の舞台となっています。
まさしく『タクシー・ドライバー』の世界だ。
そんなところもMoMAに評価されたんでしょうか。
シリーズ3本ともU-NEXTで観ることができます。そのほかにも『バタリアン』とか『死霊のしたたり』などのシリーズもすべてラインナップされていて時間がいくらあっても足りないなあ。
未見のものでもタイトルだけで期待させる作品がたくさんあるしね。
U-NEXTの配信本数は半端ないですなあ。
大谷翔平がホームラン打ったので『メリーポピンズ』を観たっていう話
エンゼルスのマドン監督が発した一語
「珍しく大谷君、今日はホームラン打たなかったな」という会話が滑稽にきこえないほど連日快音を響かせている大谷翔平.。
試合後の記者会見でマドン監督が大谷君の活躍について一言『スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス!』と評したことが話題になりましたね。
やたら長いですがこれで一つの単語です。
特別に意味はなく嫌なことがあったときにこの言葉を唱えると忘れてしまう、というおまじないようなもので、映画『メリーポピンズ』で使われました。
映画のために作られた造語らしいがこの言葉がそのまま歌になっているのですぐに覚えてしまいます。
エンゼルスの本拠地はカリフォルニア州アナハイムでディズニーランドにはクルマで5分ほど。一時期ディズニーはエンゼルスの経営にも加わっていたことがあるという。
『メリーポピンズ』といえばディズニー映画の名作だからマドン監督もこの言葉を使ったのだろう。
本来は単なる固有名詞であったが現在では形容詞的に「並外れてすばらしい」の意味で使わているようだ。
まさしく大谷君の活躍はSupercalifragilisticexpialidociousなものですが映画『メリーポピンズ』も観る人すべての心に響く名画です。
最近ぼくはU-NEXTを利用させてもらっているのですがこの映画ももちろんラインナップされていて久しぶりに観ました。
ミュージカルですがイギリスの厳格な家庭を舞台にした親子のドラマでもある。メリー・ポピンズが家族の中に入り込んだことで厳しかった父親が人生で本当に大切なものに気づかされる再生の物語でもあります。
楽曲も名曲ぞろいでアカデミー賞では『チム・チム・チェリー』が歌曲賞を受賞しました。他にも前述した『スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス』や『砂糖ひとさじで』『2ペンスを鳩に』『凧を上げよう』などが有名です。
アカデミー賞といえばこの年(1964年)の作品賞は『メリーポピンズ』ではなく同じくミュージカル映画の『マイ・フェア・レディ』が取りました。
主演女優賞は『マイ・フェア・レディ』のオードリー・ヘップバーンが選ばれず『メリーポピンズ』のジュリー・アンドリュースが受賞したのです。
これにはおもしろい因縁がありまして。
『マイ・フェア・レディ』は映画化される前は3年もの長きにわたってブロードウェイで上演されたロングランヒット作でその時の主演がジュリー・アンドリュース。
映画化にあたっては当然ジュリーが起用されると誰もが思います。ところが予想に反して選ばれたのはオードリー・ヘップバーンでした。
映画会社ワーナーブラザーズは一般的には有名でなかったジュリーを嫌いヘップバーンに主演させたのです。同じ年にジュリー・アンドリュースは奇跡的に『メリーポピンズ』でハリウッド・デビューを果たしアカデミー主演女優賞を取りました。
一方のヘップバーンはノミネートすらされていません。
これにはかなりの同情票が動いたと言われています。
受賞式でジュリーは『ジャック・ワーナーに感謝しています』とスピーチしました。
会場にいたジャック・ワーナーが苦笑している様子がYouTubeで見れます。
彼はジュリー・アンドリュースを外した張本人ですからね。
一方のオードリー・ヘプバーンは会場の外で「アイ・プア・レディ」と言ったとか、言ったとか。
ミュージカルなのに主演女優が歌わずに他の人が吹き替えてすましたことがファンからすれば納得のいかないところだろう。
吹き替えたのはマーニー・ニクソンというゴーストシンガーだった歌手で『王様と私』や『ウエスト・サイド物語』などでも歌っています。
ところでぼくは映画版『マイ・フェア・レディ』も大好きなんだなあ。
今はなきテアトル東京で一週間のうちに5回も観たことがある。
先に『マイ・フェア・レディ』を観たし、2人の因縁も知っていたので『メリー・ポピンズ』は観ていなかったのだ。
なんとなくオードリー・ヘップバーンに肩入れしてたんでしょうかね。
ディズニーなんかガキの見るもんだろ、なんて悪態ついたりもして。
でも自分が父親になってから観てほんとうに良かった。意外と深いんですよ。ミュージカルで面白ろおかしく描いてる方がラストで素直に感動できるんじゃないでしょうか。
感動や涙の押し売りみたいなのはシラケるんですよね。
傘をさして空から下りてくるシルエットが良い絵になってました。
近年、続編が制作されて好評だったようですね。こちらは今のところU-NEXTでは有料のようですがポイントで観れます。
大谷君のおかげで古い友人に再会できた、そんな感じがしました。
*なお本ページの情報は2021年6月時点のものです。最新の配信状況等はU-NEXTサイトにてご確認ください。
海外の人気ブランド 50代オヤジこそポップでカラフルな靴下をはいてみる
センスに自信のないオヤジは靴下で冒険してみる
仕事はスーツだからいいんだけど休日ぐらいちょっとオシャレしたいなあ、なんて50代のオヤジは間抜け顔して夢見るもんなのです。
でもどうすればいいのかは分かりません。
考えることは嫌なのだ。
だって結論は出ないから。
クローゼットにある服は何年も前のものだし流行りがどうなっているのか全然わかりません。
多いとはいえない小遣いからおニューを買うのも気が引けるし第一うまくいく気がしない。
だったらソックスを買ってみませんか。
値段も安いし全体に占める面積が小さいので失敗したとしてもあまり目立たない。
そこで海外の人気ブランドで買ってみませんか?という提案です。
いつもユニクロとかしまむらで買ってますよね。
他人とかぶりますよ。いやかぶってることすら分からないほど目立っていません。
その上の服はどうですか?
ポロシャツもチノパンも誰でも着てるような平凡なものではありませんか?
だって目立たぬように平凡なものを選んで買ってるんですから。
目立ちたくないんです。
目立つのが怖いんです。
ファッションに自信があるわけでもなく頑張ってオシャレしてもどうせピエロになるだけ。
50代のオヤジの心情はとても繊細なのだ。
それでOKです、トップスもパンツもオーソドックスなものでかまいません。
ソックスで主張すればいいんです。
海外の人気ブランドで探してみましょう。ポップでカラフルなものがいっぱいあります。
日本のだと結局いつもと同じだし冒険できません。
海外といってもネットで簡単に買えます。
イスに座るとき、ちょっと靴紐を結びなおすときに膝を曲げてポップな靴下がチラリと見える。ぜんぜん印象が違います。
心も軽くなってもっと外出したくなりますよ。
みんなファッションについてどう考えているんだろう
20代から40代の男性に聞いたファッションに関するアンケートがあるんですが、これを見るといろいろと分かってきます。
- 服を買う回数は3~4か月に一度がもっとも多く約三割
- 店頭だけで買うのは47% 半数はネットでも買う
- 自分のファッションに点数をつけると平均点は60点(そもそも48%はファッションに興味がない)
- 他人からどう思われたいか?の質問に多かったのは 清潔感がある→37% ナチュラル→30% 似合っている→24% センスがある→19% 逆に他人からどう思われようと気にしない人が約三割いました
- ファッションについて悩みがある人は60% なしが37%でした。代表的なものは『自分に何が似合うかわからない』『選び方がわからない』
安易に手を出してヤケドするのはいやだから無難にいこうというのがよくわかりますね。
休日のお父さんがみんな同じようなカッコウになるわけです。
それが悪いというわけではありません。
あまり奇抜なカッコウしても間抜けだし家族も嫌がりますから。
全体としては無難なものを選んでひとつアクセントとなるカラフルな靴下を履いてみてください。
男の持ってる洋服なんて色のないものがほとんどじゃないですか。
黒とかグレーとか、くすんだ色が多いですよね。
そこでソックスやサコッシュで差し色をしてやると主張しすぎない程度にオシャレになりますよ。
ちょっとした工夫でオシャレ度アップ!
Happy Socksは2008年にスウェーデンで誕生したレッグウエアブランドです。創業したのはミカエル・ソーデリンとヴィクトル・テルの2人の親友で「日常生活に欠かせないアイテムをカラフルなデザインに変えハッピーな気持ちでいっぱいにしたい」というヴィジョンのもと生まれました。*1
靴下といえば白、グレー、黒がメインだったのをハッピーソックスがファッショナブルでクリエイティブなアイテムに変えたのです。
今では役90か国、すべての大陸で販売されており、1万店舗以上の有名ブティックで取り扱われています。
たとえばグレーのポロシャツにブラウンのチノパンというオヤジくさい定番スタイルにハッピーソックスを取り入れみてください。
印象は劇的にかわりますよ。
でも所詮は靴下なんで見える部分はごく少ないのです。冒険してみるのにハードルは全然高くありません。
抵抗なくトライすることができます。
ハッピーソックスの代表的なデザインといばレインボーカラーです。
どうでしょう。
見ているだけでハッピーな気分になりませんか?
デザインだけでなくコーマ綿という最高品質の素材を使用しており耐久性にも優れています。
画像をクリックすればそのまま商品ページに飛びますので通常のファッションサイトと同じような感じで買い物ができます。
家にいながら海外ブランドの人気商品が買えるので本当にラクになりました。店舗で店員さんや他のお客さんがいるところでは気恥ずかしいこともありますからね。
*1:HappySocks公式サイトより
ダックスフンドのかわいいグッズ 海外の愛好家がデザインした腕時計
オーストラリアのデザイナーが愛犬をモチーフに作った
ダックスってほんとに独特のかわいさがありますよね。
わが家の長女は黒の柴犬、次女はチョコダップルのダックスと二匹がおりまして柴の方は初めて飼った犬だったので張りきって色々グッズも揃えました。
スマホのケースとかバッグ、カレンダー、Tシャツ等そこら中に柴犬がいます。
でも次女であるダックスのグッズは意外とないんですよ。
すでに柴でいっぱい買ってるから見る目が厳しくなってるためか、よっぽど気に入ったものでないかぎり購入しようとは思いません。
ですが!
今回いいものを見つけたので全国のダッフルを愛する皆様にご報告させていただきます。
それはオーストラリアのデザイナーで愛犬家でもあるジョン・ローズがつくった素敵な腕時計。彼の愛犬ソフィーとエラがモチーフになっています。
ダックスの特徴である胴長・短足を生かして文字盤が大きく針が短い、とても可愛らしいデザイン。
こんなにキュートな腕時計はどこでも見たことがありません。
ぼくも嫁も一目で気に入りました。
値段もそれほど高くありません、2万円ほどです。
値段など詳しくは下のサイトからご確認ください。
長女の柴がまったくこびない性格なので物足りなく感じてしまい次女のダックスはぼくがほんとに甘やかしてしまったんですよ。
おかげでリビングから外を眺めているときに人が通れば吠え、猫がいればさらに吠え、ご近所からはうるさい犬だなあと思われているんでしょうね。
犬が悪いんじゃありません。
飼い主がバカなんです。
でも、でも、ほんとに可愛い。
名前を呼べばうれしそうに飛んできます、耳をなびかせ短い足でこれでもか!というぐらい地面を蹴り上げながら。
すぐ膝にのってくるし。
安心したように眠る顔を見ているとこちらも幸せな気持ちなれます。
そんな気分をこのDoxie Watchesの腕時計をつけていれば仕事中でも外出先でもいつでも味わえそうですよね。
『祭りの準備』を観た!若き日の竹下景子、杉本美樹の濡れ場あり!U-NEXT
ずっと観たかった映画『祭りの準備』がU-NEXTにあったぞ
前の職場にいたKさんは元女優、ぼくより少し年上でお姉ちゃんみたいな存在だった。元女優といわれてもそんな感じは微塵もなかったが若かりし頃の写真を見せられて納得がいった。確かに美人なのだ。
日活がロマンポルノに路線変更したころ映画に出ないかと誘われたそうだがヌードになるのは嫌だったので断ったらしい。
そんなKさんと『祭りの準備』の話題で盛り上がったことがある。Kさんにとっては女優になろうと決意した思い出の一本だ。
ぼくはぼくで当時人気絶大の竹下景子(なにしろお嫁さんにしたい女優ナンバーワンなのです)が脱いでいる、おっぱいが見えるという噂で名画座を探しまくってやっと観た映画なのだ。
話しがはずむわけですよ。
お前の動機は全く不純だな、と怒られそうですが。
動機はなんだっていいんです。映画は観ることに意義があるんですから。
ストーリーは高知県の片田舎にある漁村でシナリオライターになる夢を持つ若者とその周囲の人々を描いた群像劇です。U-NEXTの説明文には「自立への願望に身を焼かれる思いの若者たちが、怒りと夢と憧れを求める青春ドラマ」とある。
青春ドラマというような爽やかでキレイな感じはどこにもない。
あるのは人間そのもので、登場人物は誰もが己の欲望をさらけ出し、泣き、わめき、叫ぶ。酒を飲み、まぐわい、盗みはするわ人も殺す。
そうは言っても騒がしい印象はないのだ。むしろそういう人間たちを静かに優しい視線で描いている。
これは脚本を担当した中島丈博の実体験に基づくものだからだろう。
一歩間違えば猥雑で汚らしい話になるところをカラッと明るく思わず笑ってしまう映画になっている。たとえば森崎東の「喜劇・女は度胸」のように。
主演は新人とクレジットされている江藤潤。『祭りの準備』のあと『純』でも好演していたしテレビ版の『青春の門』も良かった。
ぼくは映画版の『青春の門』よりテレビ版の方がより原作の雰囲気にあっていたと思う。
江藤潤の信介、松坂慶子のカオル、木村理恵の織江もそれぞれ好演してましたが特に玉吉役の信欣三が印象に残っている。
信欣三、原作のイメージそのままというかそれ以上のはまり役だった。ただの食堂のオヤジかと思っていたのが一瞬にして運動家の表情になるキリッとした感じが最高にかっこよかった。
『祭りの準備』に話を戻しましょう。
江藤潤の他には原田芳雄、浜村純、馬淵晴子、ハナ肇、桂木梨江(新人とクレジットされている)、竹下景子、杉本美樹などが出演してます。あ、阿藤快も出てましたね。
原田芳雄演じる利夫はどうしようもないチンピラで金がなけりゃ盗めばいいし実の兄(これも半端もんだが)がムショに入ればその嫁と出来ちゃう始末。昼間から酒のんでケンカばかりしているがどこか憎めない。
普通なら陰鬱なムードになるところだが原田芳雄が演じるとあっけらかんとして乾いたイメージになるから不思議だ。貴重な役者を失ってしまいましたね。
当初の目的だった竹下景子の可愛らしさは言うまでもありませんが、同じくらい、いやそれ以上に魅惑的なのが杉本美樹です。
この女優さん、実に生々しい肉づきをしており少しぶっきらぼうな物言いだったり表情がそそられる。
好きだなあ、杉本美樹。けっこう早い段階で結婚して引退しちゃったみたいですね。出演作もそんなに多くなくてU-NEXTにも脇で出てるのが2本くらいしかないです。
ましてや主演作は一本もラインナップされてません。
まあ彼女の主演作はタイトルからして『温泉スッポン芸者』とか『徳川セックス禁止令 色情大名』とかヤバい匂いがぷんぷんしてますが。
それでも『0課の女 赤い手錠』なんかは海外でもカルト的な人気があるし『野良猫ロック』が観れるんだったら『女番長』シリーズもぜひ配信してほしいですね。
U-NEXTで杉本美樹に会えるのは『祭りの準備』のほかは『暴走パニック大激突』『黒木太郎の愛と冒険』『鉄砲玉の美学』の3本でした。どれもぼくは観ていませんが題名からしてとても立派な映画とは思えず期待できそうです。
若き日の竹下景子、杉本美樹の濡れ場を見たいというスケベな目的でぜんぜん良いと思うので『祭りの準備』、ぜひ観てください。
*なお本ページの情報は2021年6月時点のものです。最新の配信状況等はU-NEXTサイトにてご確認ください。
UNEXTの無料トライアルで黒澤明の世界的名作を観まくったぞ
そんなことないです。ぼくも解約確定の一歩手前までやってみましたがとても簡単でした。5分くらいで終わると思います。注意点は解約の期限を忘れないように手帳にメモっておくことぐらい。
トライアル期間はあっという間に終わり結局有料で続けることにしました。それくらい観たい映画がいっぱいでとても31日では足りなかったんです。 クロサワ映画はもちろん、ぼくの中では幻の作品と思っていた映画もたくさんあって小躍りしちゃいました。
他のVODではなかった映画をお探しの方はU-NEXTの無料トライアルで確認することをおすすめします!
- U-NEXTってどんなサービスなんだろう?
- 気になるU-NEXTの月額利用料金と無料トライアル
- 黒澤明は日本映画界が世界に誇る巨匠なのだ
- 黒澤映画のマイベスト3はこれだ!
- 結論:無料トライアルは終わったものの月額プランを契約!
U-NEXTってどんなサービスなんだろう?
U-NEXTは他のVODと比べてどんな特徴があるのでしょうか?
いちばんの特徴は作品数の多さで、見放題の動画が21万本もあります。
U-NEXTの見放題作品数は2021年7月時点で21万本以上と他のVODを圧倒しています。イメージ的にはNet flixが一番多そうですが実際にはU-NEXTの半分以下(GEM partners調べ)。
洋画、邦画、海外ドラマ、国内ドラマ、アジアン・ドラマ、アニメを合わせた数で比較するとU-NEXTが他社の倍以上ラインナップを揃えています。
これは驚きですね。
どうりで有名な作品だけでなくちょっとマニアックな映画にも出会えるわけです。
はっきり言って大ヒット作、有名作はどこでも見れますから。たとえ今はダメでも待っていればそのうち視聴できるようになることが多いです。
探していた自分だけの名作に出会えるよろこびは大きいですよ。
こういう動画配信サービスで最も重視すべきなのは自分の観たい作品がどれだけ多くラインナップされているか、ということ。
ほかは極論どーでもいいんですよ。そして各社そんなに変わりありません。
スマホやタブレットでも視聴できるとか複数のデバイス対応、オフラインでも大丈夫などだいたい同じです。
選ぶポイントは好きなジャンルの動画がどれだけ観れるか、あとは料金が月々いくらなのか。
気になるU-NEXTの月額利用料金と無料トライアル
2189円(税込み)です。
これはちょっと高い印象を受けますねえ。
ぼくは今Amazonプライムも利用していますがこちらは月々だと500円、年払いだと4900円いずれも税込みです。
Huluが1026円、Netflixは料金体系が3つあるんですがU-NEXTと同程度のランクのが1490円、TSUTAYA TVも1026円でした。
これらと比べても明らかに高い。
もうちょっとどうにかならないのかと調べてみると毎月ポイントが1200円分付与されてU-NEXT内で使えるという。
これで一部有料の新作などをレンタルしたり電子書籍を購入できる。たいていの電子書籍サービスは「一部の作品だけ」とか「一巻だけ」ポイント利用可というのが多いがU-NEXTでは全作品で使用可能とのこと。
たとえば人気コミックの新刊を購入したりイオンシネマ等の提携映画館でロードショーを観るチケット代に充てることもできます。
もともと80誌以上の雑誌が読み放題だし1200ポイントがあればあながち高額ともいえないかもしれません。
ぼくはうっかりしてましたが無料トライアル中も600ポイントもらえるので検討してみるのもいいと思いますよ。
無料トライアルは31日間あるので検索機能を使ってどんな作品があるのかじっくり調べて続けるか解約するか決めてください。
トライアルを申し込むとすぐにメールが送られてきます、そのメールから解約手続きの画面にとぶことができるので削除しないように。
気をつけなきゃいけないのがトライアル中でもレンタルしたり購入した分は料金が発生するってこと。600ポイント以内に抑えれば大丈夫です。
解約のつもりで間違って退会しちゃうとアカウントがなくなり購入した書籍等が観れなくなってしまうので気をつけてください。
解約と退会、なんだか似てますから。
ぼくは解約せずにそのまま継続しました。なにしろ観たい映画がいっぱいあるしクロサワ映画も⅓も観れなかったので。
黒澤明は日本映画界が世界に誇る巨匠なのだ
今の若い人はどれだけ黒澤明のことを知っているだろうか?
世界中の映画製作者から尊敬されている、偉大な映画監督でアカデミー賞も受賞してるという事実。
ぼくらの年代の映画好きにとっては当たり前すぎることなのですが、黒澤明は日本を代表する映画監督で「世界のクロサワ」といわれています。
その映画人生は偉大すぎて本を一冊書いても書ききれない、たぶん100冊は必要になるでしょう。
フランシス・F ・コッポラ、スティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカスらが尊敬する監督として一番に名前を挙げているのだ。
ルーカスはクロサワ映画が好きすぎて『スターウォーズ』の主要キャストであるオビ=ワン・ケノービ役を三船敏郎にオファーしたのだった。いわずもがな三船はクロサワ映画の半数以上で主演をはった、これまた日本を代表する映画俳優です。
三船はせっかくのオファーを『子供だましのSF 映画になんか出れるか!』と断ってしまいました。
どうしても諦めきれないルーカスは、それならダース・ベイダーならどうか?と再度オファーしてきたと娘の三船美佳さんが明かしています。
こちらも実現しなかったのは周知の事実ですが三船のダース・ベイダー、見てみたかったですね。
クロサワ映画の魅力はそのスケールの大きさと他の日本映画にはないカラッとした乾いたタッチにあります。邦画はジメジメした感触があるんだなあ、人情とか恨みつらみとか。
そういうのがほとんどないんですよ、クロサワ映画には。
西部劇に感じが似てるかもしれない。
そんなところが海外でも受け入れられてる要因なんじゃないでしょうか。
『七人の侍』→『荒野の七人』
『用心棒』→『荒野の用心棒』
にハリウッドとイタリアでリメイクされています。
ダイナミックな感覚が日本という狭い枠をはるかに越えて世界中で支持されている証拠ですね。
とにかく偉大すぎます。
黒澤映画のマイベスト3はこれだ!
黒澤明が偉大なのはわかっていただけたと思いますが、UNEXTではどの作品が観れるのでしょうか?
答えはほとんど全部。観れないのは一本だけ。
黒澤明の監督作品は全部で30本ありますがU‐NEXTではそのうち29本が観れます。
『デルス・ウザーラ』だけラインナップに入っていませんがこれは同作がソ連映画だからでしょうか。
ぼくは中学生のときに学校の映画観賞会で観ましたが、トラが突然出てきて大ビックリしたことぐらいしか覚えてません。とにかく地味な映画でした。
正直晩年の作品は黒澤明という名声があまりに大きくなりすぎて黒澤自身も身動きがとてなくなってしまったかのような印象を受けるものばかりです。
けれどそれ以前の作品はどれもすばらしい!
ぼくが特に好きなのはこの3本です。
用心棒
椿三十郎
生きる
前者2本は超娯楽大作、『生きる』は死を間近にして初老の男が生きる意味を問い直す感動作です。
『用心棒』『椿三十郎』はどちらも主演は三船敏郎。正編・続編でもシリーズでもありませんが主人公は同じ侍で名前だけ違います。
聞かれたときに目の前に桑畑がひろがっていれば「桑畑三十郎」、椿の花が咲いていれば「椿三十郎」と名のり「もうそろそろ四十郎ですが」とトボける。
つかみどころのない人物だが剣の腕はめっぽう強く一人で300ほどの敵を前にしてもいささかもひるまない。
田中邦衛が若侍の役で出ているのですが、「ありゃバケモンだぜ」と吐き捨てていました。
三十郎はとにかくスーパーマンばりに強いのですが脇を固める登場人物も魅力的なキャラクターがたくさん出てきます。
クロサワ映画の特徴のひとつですが役者の使い方が実に贅沢で『椿三十郎』では最後にちょっとだけ伊藤雄之助が出てきたりする。ストーリーの上では器の大きな人物として描かれているのでどんな人なんだろう?と思ったところであのウマヅラですから。とても印象に強いのです。
入江たか子と三船のやり取りも最高におもしろかった。
シナリオが練りに練られているのがよくわかります。
映画が娯楽の王様だった時代の作品なので本当に時間とお金をかけて作られているのでしょうね。
まったく同じ脚本で森田芳光がリメイクしとことがあります。同じセリフ、同じカット割りにもかかわらずぜんぜん別の映画になっていました。
クロサワ映画のダイナミズムは再現できなかったということですね。無謀な企画でした。
たとえばヒッチコックの『サイコ』をリメイクするようなもんです。
黒澤明の29作品がいつまで見放題なのかはわかりませんが上記の3本のほかにも
『七人の侍』 『酔いどれ天使』 『野良犬』 『天国と地獄』 『隠し砦の三悪人』
『赤ひげ』などなど
巷間では失敗作といわれているものでも画の力強さ、考え抜かれた役者の使い方、音楽・音響効果の抜群のうまさ、等々観るべきものがいっぱいなのです。
代表作のほとんどは白黒ですが敬遠しないでほしいですね。若い人は白黒というだけで観ることをやめてしまいますが勿体ないですよ。
どうせ無料なんだから普段観ないような作品を試してみませんか。
黒澤に限らず昔の映画にも現代に通ずる力強い作品がいっぱいありますから。
U-NEXTの無料トライアルを上手に利用しましょう。
結論:無料トライアルは終わったものの月額プランを契約!
ぼくは昔映画作家を夢見ていました。とにかく映画製作に携わる仕事がしたくて松竹の映画学校に少しの間通ったりしたものです。
周りの圧倒的才能のきらめきに気圧されてやめてしまいましたが。
そんなわけで映画はぼくの人生だったし年間200本くらい観ていました。
今回U-NEXTを利用させてもらって本当に良かったのは、もう一度観たいと思っていた映画、観たかったのにそのチャンスがなかった映画に何本もめぐり合えたことです。
うれしかった。
でも、観たい映画はまだまだあるんですよね。マイリストの登録していたら優に100本は超えちゃいました。
今回は黒澤明についてだけ書きましたが他にも紹介したいものはいっぱいあるんです。
みなさんも無料トライアルは解約するのも簡単なので一度覗いてみたらいかがでしょうか。
*なお本ページの情報は2021年6月時点のものです。最新の配信状況等はU-NEXTサイトにてご確認ください。
パナソニックのコーヒーメーカーNC-R400 毎日愛用レビュー
2年以上ほぼ毎日使って故障なし!おいしいコーヒーが手軽に飲める
口コミでいくつか目にしたのが音がうるさいというもの。
まずは豆を挽いてるところを動画にしたので見てください。
どうでしょう。さほど気にならないと思います。実際ぼくも2年以上使ってますが音がうるさいと感じたことは一度もありません。
製品の正式名称は『ミル付き浄水コーヒーメーカー NC-R400』です。
価格は14000~15000円くらい、ぼくはコジマで買いましたがいくらだったか覚えてません。楽天で調べてみましたがやはりそれくらいでした。
上位機種のNC-R500というのもありますが2000円ほど高くなります。
違うのはフィルターがステンレスに変わるという一点のみ。フィルターなんて紙でいいじゃないですか!
嫁が使っていたデスク上に設置しています。大きさは 幅24.5cm 奥行17cm 高さ30cmで本当にコンパクトで邪魔になりません。
部品の数も少ないです。いろんな機能(例えばエスプレッソとかね)がついてると部品の数も増えて手入れが面倒だし故障のリスクも高くなる。
その点NC-R400はこれだけです。
手入れとしては 写真左の部品は水道水でジャーっと流すだけ。ミル容器だけは濡らすと故障の原因になっちゃうのでキッチンペーパーを湿らして拭いてます。
右のは活性炭フィルターですがこれは付けっぱなしでOK。カルキを除去してくれるので水道の水でもおいしいコーヒーができます。毎日使って2年で交換とのこと。
ミル機能ですがプロペラ方式というやつで臼式ミルに比べると均一に粉を挽くのが苦手という欠点があります。手入れは臼式より圧倒的に簡単です。
写真を見ていただいても粉がイマイチ均一になっていないのがわかると思いますが、まあ、大した問題ではありません。
コーヒーがおいしければ万事OK!
パナソニックのコーヒーメーカー 良い点
- 手入れが簡単である
- 置き場所に困らない
- コーヒーがおいしく出来る
コーヒーメーカーを買おうと決めていろいろと情報収集しました。その中でも特に重要視していたのが手入れについてです。
毎日使うものですから手入れが面倒なのがいちばんいやですよね。ぼくはレストランのマネージャーをしていたことがあるのですが生ビールのサーバーって毎日清掃しなきゃならんのです。
あれケッコウたいへんなんですよ。
毎日なんてやってませんでした。
でも、やっぱりおいしくないんです、清掃しないと。喉ごしがまったく違います。
口コミやいくつもの比較サイトを調べ、実際に店頭で見た上でパナソニックに決めたんですが正解でした。
手入れってほどの手間もなく口コミでいくつか見られた音がうるさい、てのもぼくは全然気にならなかった。
豆を挽くんですからそりゃあ多少の音はしますよ。誰かが騒音測定器で測ったところ概ね60㏈前後だったそうで、これは「話の音、デパート店内の騒音」程度になります。
ミルの稼働時間はだいたい15秒ぐらいのもんで、なんでこれがうるさいって口コミになるのか正直理解できません。
大きさもコンパクトで我が家ではこんな感じで置いてます。
和室の一角にDIYでドリンクコーナーを作って毎日嫁と二人でのんびりタイムを楽しんでおります。
キッチンの隅にでもぜんぜん邪魔にならないと思いますよ。
イマイチだなあ、と思う点
これはそんなにないですよ。
- 規定通りの粉・水の量でいれると薄いと感じることがたまにある
- 保温機能はついてるけどガラス容器なので冷めやすい。ステンレスの方がいいかも
薄いと感じる点については豆との相性もあるのかもしれませんが量を加減してやればいいだけのこと。しばらく使っていくうちに感覚的にわかってきます。
ガラス容器をステンレスに変えるとその分高価になります。パナソニックのコーヒーメーカーにはステンレスの容器を採用している製品はありません。
象印のはさすがにステンレスというか魔法瓶タイプでした。22,000円ぐらいです。保温性も高そうだし落としても割れる心配はないから扱いもラクですね、きっと。
そこが選ぶ決めてになるかは人それぞれでしょうが、ぼくは保温して飲むことはまずないのでガラスでじゅうぶんです。だんだんとコーヒーが落ちてくる様子も見れますしね。
今のところNC-R400が非常に気に入ってる嫁と僕なのでした。
他社製品はどうなのよ
購入時いろいろ検討して迷ったのはシロカ、ツインバード、象印の製品です。
特にシロカのカフェばこは最後まで候補にあげていました。スタイリッシュな見かけがかっこよかったんですよね。毎日使うものだから見た目も大事じゃないですか。
最終的には嫁の『パナソニックの方がかわいい!』の一言で決まりましたが。
嫁の意見は絶対なんです。
ツインバード
焙煎の名匠といわれるカフェバッハ店主の田口護さんが監修をされてるということでこりゃ特においしいコーヒーが飲めるんじゃないの!と思ったんですが。
価格が高いのがネックになりました。4万円近かったですからね。
『そんな高いのダメに決まってるじゃん』
ハイ。我が家の絶対的存在である嫁のお言葉です。
山が動かざれば何事も前にはすすまないのです。
象印マホービン
こちらの特徴はやはりマホービンを採用しているところでしょう。グレードによってはガラスのものもありますが。
口コミで注ぎにくいという意見が多かったのとよくよく考えてそれほど保温機能は必要ないだろうとなりました。
ほかにもアイリスオーヤマとかメリタ、デロンギなどありますが、いろんな機能はいらないしパナソニックのはいちばんオーソドックスで使いやすかったかな。色もカフェオレっぽくてお気に入りです。
コーヒーがおいしく飲める幸せ
さきほどレシートを発見しましてそれを見ると購入したのは2018年10月でした。もう2年半以上使ってるんですね。それにしては一回も故障してないし毎日おいしいコーヒーを淹れてくれてます。本当に感謝しかないです。
実をいうと以前はブラックが飲めなくてあんなものは泥水をすすってるようなもんだと思ってたんですよね。
いつもミルクたっぷりのカフェオレで砂糖もいっぱい入れてました。
そんな自分がいまでは違いのわかる男のごとくブラックコーヒーを楽しんでおります。購入前はあんなに気になっていた音がうるさいという口コミもどこへやら。
我が家の愛犬二匹もな~んも気にせずスヤスヤと寝ております。
むしろ豆を挽くミルの音に気持ちがわくわくしてきます。
コーヒーの香りって免疫機能を高めてくれるらしいし、食品としても抗酸化作用の強いすぐれもの。
飲んでおいしく身体にもいい。
ついでながら、気持ちもおだやかになるので奥さんと二人でお話しでもしながらコーヒーブレークしてください。家庭円満になりますよ。
今日もぼくはコーヒーをのんだ。
ウチでこれだけおいしいコーヒーがのめるのだから外でお金払ってのむ気がしない。
豆だってカルディで200g500円くらいの手ごろなものだ。
他のメーカーのものを知らないから比較はできないけれど、パナソニックのコーヒーメーカーのことはよく知っている。
毎日酷使してるがコイツは文句ひとつ言わずに変わらずおいしいコーヒーを淹れてくれる。
調子もいい、壊れる気配もまるでない。
おすすめですよ。
ハードボイルドな男にはブラックコーヒーなのだ
男の美学
ポール・ニューマンの『動く標的』の始まりはこんなふうだ。
男はうだつの上がらない私立探偵、目覚めの一杯を飲もうとするがコーヒーの粉がない。どうやら買い置きも切らしてるようだ。
仕方なくゴミ箱をあさり前の日の出がらしのコーヒーをつまみ出す。
そしてコーヒーを入れる。
一口のんで顔をしかめる。
見事なオープニングだ。
この映画のムードを端的に現わしているし、そんな情けない探偵役のポール・ニューマンがかっこいいのだ。
やはりハードボイルドな男にはコーヒーがなくてはならない。
なわけで、ぼくもコーヒーをのむ。ポール・ニューマンというわけにはいかないが。
2年ほど前にパナソニックのコーヒーメーカーを購入以来、ほぼ毎日コーヒーをのんでいます。
豆を挽く音がうるさいとか故障したとか口コミがありましたが、ぜんぜんそんなことはなく元気に働いています。
音だって気になりませんよ。
挽きたての粉で入れるコーヒーは実にうまい。ブラックなんて泥水すするようなもんだと思ってたけど全くの思い違いでした。
あま~いカフェオレばかりのんでいたけど今ではすっかりブラックです。お子ちゃま舌の嫁も「これならぜんぜん平気だね」と一緒にのんでいますよ。
ここ10年で購入した家電の中ではいちばん活躍してます。
ポール・ニューマンはへんくつか
ポール・ニューマンというとハリウッドの反逆児というイメージがありますね。デビューしたばかりの頃、事務所が第二のマーロン・ブランドというキャッチフレーズで売り出したことに激怒して映画界を去っています。
同じアクターズスタジオで演技の勉強をした同期なのに、なんであいつより下なんだ!というわけ。
もっともポール・ニューマンが『銀の盃』でデビューした同じ1954年にマーロン・ブランドは『波止場』でアカデミー主演男優賞をとっていますから仕方ないとも言えますが。
けれど駆け出しの若い俳優にふつうそんなことはできません。まさに生き馬の目を抜く世界であるハリウッドでは考えられないことでしょう。
そんなニューマンを、おもしろいやつだ、と気にとめていた映画人もいたようで2年後にはロバート・ワイズ監督の『傷だらけの栄光』で再デビューを果たしています。
『傷だらけの栄光』、好きだなこの映画。
ボクシングを題材にしたものの中ではこれと『ロッキー』が特に好きです。
2本ともどこか爽やかなんですよね。
そういえば『傷だらけの栄光』も同じアクターズスタジオ出身のジェームス・ディーンが急逝したためにオファーされたんでした。
その後は数々の名作、話題作に主演し自分で監督もし賞もとっています。カーレースの映画に出ればレースに夢中になり挙句の果てにプロとしてライセンスも取得しています。
政治活動もさかんにしてました。
最大のヒット作は『明日に向って撃て!』ですが共演のロバート・レッドフォードも同じように反骨の人です。
無名時代に『卒業』の主演オファーがきたときに「ぼくが二十歳をすぎて童貞でいるような男に見えますか?」とあっさり断っています。
ダスティン・ホフマンと違って(失礼!)かなりのイケメンですから。
しかし。
ぼくの青春時代のスターたちがどんどんなくなるし引退したのかお呼びがかからなくなったのか姿を見ることも少なくなりました。
自分がもう50代なんで当たり前なんですが本当に少年老いやすく学成りがたし、ですな。
今日もコーヒーをのみながら無為な時間をながめやり過ごしている。
まったくハードボイルドじゃないです。
つい先日も『幸福の黄色いハンカチ』を観ていてこの時の健さんが自分より10歳も年下だと気づいて愕然としました。
願わくばクリント・イーストウッドのような老人になりたい今日この頃です。
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好きな洋画
映画に対する接し方も昔とはだいぶ違ってきた。
ぼくがまだ若かったころ映画を観るにはそれなりの準備と覚悟が必要だった。
情報誌「ぴあ」を買い、赤ペンで印をつけ、その日の予定を確保し、お金の心配もありなるべく散財しないように生活をしてなんとか行き帰りの交通費とチケット代を捻出したものだ。
もちろんパンフなんか買わないしポップコーンもジュースも飲まない。
映画がはじまる2〜30分前には席に着かなければならない。
途中でトイレに行きたくならないようにムリにでも用を足す。
予告編もチェックしなければならない。
そしてベルがなる。
館内がもう一段暗くなり、幕が全開になる。
ぼくは映画に敬意を表するように座り直す。
はじまる。
それまでは前の席の帽子が邪魔だなあ、とか女の子たちのおしゃべりが気になったりしていたのが、すぐにどうでもよくなる。
ぼくの回りからは誰もいなくなり、暗闇の中にスクリーンの中の人物だけが世界をつくり出す。
身体は席に埋まりながらもぼくの精神は宙に浮いていくようだ。
映画は本当に夢だったのだ。
今はそのときの感覚とまるで違う。ぼくらが若かったころのテレビドラマよりさらに身近なものになった。
はじまる時間とか気にしなくていいし途中でやめたっていい。
見たいときにいつだって見れる。
ぼくにしたって今では映画を観るのはネットがいちぱん多いだろう。
便利になった反面、映画がもっていた特別な意味がどんどん薄れていくようだ。
単なる感傷ではあるが、映画好きにしてみれば寂しい一面もあるのだ。
熱にうかされるように映画を観まくっていたあの時期は幸福だった。
いや、思えばあの頃は現実があまり幸福ではなかったからこそ映画を観ていたのかもしれない。
今も昔も現実なんてそんなに調子のいいものじゃないってことは、痛いほどわかってるからね。
映画に愛をこめて
昔の映画を観ていて「あれ?これ観たことあるな」と思うときがある。
ヒッチコックの『白い恐怖』で映画の終盤に拳銃を持った男の手が大写しになるシーンがある。これを観たときにぼくは確かに以前この映画をみたことがあると思った。
よくわからない感情でいっぱいになり思わず声が出そうになった。
子供のころ好きだった女の子と大人になって偶然再会するようなものだ。当時の切ない感情がフラッシュバックのようによみがえってくる。
それはケッコウ強烈な感覚だ。
アンジェイ・ワイダの『灰とダイヤモンド』でも同じ経験をした。
主人公の青年が安酒場の給仕の女にビールをたのむ、ビールを注ごうとする女の邪魔をしてからかうシーンだ。
子供のときに観ただろうからストーリーもよく理解できなかったろうけど主人公の強烈な生きざまは心に刻まれていたのだ。
どんな映画にも必ず心に残る場面、シーンがある。
評論家がこきおろす作品にだって、ある。
それは人の感性はみな一様に違っていると思うからだ。
たとえば嫁とぼくとでは好む映画がまったく違う。
先日も『イレイザーヘッド』を観ていて嫁は10分で音をあげた。
でもぼくはこのわけのわからい映画が楽しくてしょうがない。あの消しゴム頭をみているだけでうれしくなる。
だからネットではどんなに評価の低い作品でもリストに加えてほしいのだ。歴史の中に埋もれてしまうような作品でも人の人生を変えてしまうほどの影響をあたえることがある。世界のナベサダがとくべつに名作というわけでもない『ブルースの誕生』を観てジャズプレイヤーになる決心をしたように。
底抜けシリーズ
いまどうしても観たい映画が「底抜けシリーズ」なんです。Amazonとかネットフリックスでも配信してないみたいなんですね。DVDでも『底抜け大学教授』とかはあるんですが、ぼくが観たいのはジェリー・ルイスがディーン・マーティンと別れる前のやつなんです。『底抜けお若いデス』とかね。
ジェリー・ルイス
最近の若い人が観たらどう思うんだろうか?
志村けんを見ておもしろいと思うならルイスも受け入れられるんだろうな。
あきらかに志村けんはルイスの影響を受けている。
とはいえルイスのあの奇妙奇天烈な動きはまったく誰にもマネできないものだ。
とにかくぼくはジェリー・ルイスが好きなんだな。近石真介さんの吹き替えもハマりにハマってた。
小学生だったぼくは底抜けシリーズとドリフターズに夢中で、ドリフは土曜の8時になればテレビで見ることができたが底抜けはそうはいかない。
いつやるかわからないのだ。
夏休みとかにまとめて放映されることが多かったと思う。
ジェリー・ルイスはレコードも何枚か出してるくらい歌もうまかったし監督もやったし芸達者な人なのだ。
『キング・オブ・コメディ』で久しぶりに見たときはうれしかったけど本音を言うともう少しコメディアンとしての一面を出してほしかったなあ。
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アガサ 愛の失踪事件
さて、今もう一度再見したいのが『アガサ 愛の失踪事件』です。
これはアガサ・クリスティが実際に起こした失踪事件を題材にしています。
事件の真相はフィクションでしょうが、映画はつまらないメロドラマではなく一流のミステリーに仕上がっています。
そしてアガサ・クリスティの女性としての心情も描かれていて見終わったあとにしみじみと心に残るものがあります。
でも、ぼくが印象にあるのはファーストシーン。
映画が始まってほんとに最初のカット。
アガサ役のヴァネッサ・レッドグレープが職人が作業している、その手元を思い詰めたような表情でジッと見つめているシーンです。
この画のただならぬ緊張感と美しさは映画のラストまでとぎれることはありません。
監督のマイケル・アップテッドはこの後『歌え!ロレッタ愛のために』を撮っています。ぼくは観ていませんがシシー・スペイセクがアカデミー賞主演女優賞をとりましたね。
Amazonや楽天市場でも探してみましたが残念ながら今では手に入らないようです。
primeあたりで観れるようになるといいですね。
家の境界線━どっからどこまでが我が家の敷地なんだあ
今年もサンシェードを張る時期になってきました。わが家のワンコ2匹はリビングにいるので暑くなりすぎないように毎年サンシェードを張っています。
エアコンはお金もかかるし、留守の間に壊れたら?という心配もあるんで。
今年はリビングの横面、お隣との境目にも張ることにしました。
フェンスに紐でくくりつけて固定したんですが。ところで。
このフェンスってウチのもの?それともお隣の?
嫁が覗きこみながらぼくに聞いてきます。
「どっちなんだろう?」と、ぼくも不安になってきた。敷地の境界線はすごく揉めるって聞いたことがあったから。
揉めたくないなあ。
フェンスを奥までたどっていくとわが家の方に折れていったので多分大丈夫だろうという結論になった。
念のため反対側のお隣とのフェンスを見てみたが、そっちはお隣の方に折れてました。
ま、そういうことだよな。
うん、うん。
うん。
でも、まっ、一応だめ押しで確かめとくか。
ということで知り合いの不動産屋に電話で聞いてみることに。
「境界標見てみ」
なんですか?それ。
こんなやつです。
「最近はコンクリ屋さんも気を利かして削ってくれてるから見れるだろ。昔はそのままコンクリ流してたからわからんかったけど」
わが家も築20年以上ですが削ってくれてたみたい。
万が一これがなかった場合は測量士か土地家屋調査士に依頼して調査することになるみたいですね。
お隣との関係性にもよるんでしょうけど。
うちの場合は目の前でアイサツしてもガン無視されますからね。
どうしたって神経質にならざるをえません。
いざとなれば闘いますが。
とにもかくにもリビングの正面と横にもサンシェードを張ったのでワンコ2匹は快適に過ごしております。
ぼくが半年で15キロ痩せたのはなぜか?
基本的にぼくは意志が弱くて心に決めたことでも、なかなか長続きしないのだが、あるとき瞬間的に継続することがある。まあ、2〜3ヶ月ぐらいのもんだけど。
ところが2年前の秋、15キロも体重を落とすことに成功したんです。最初のころは月に3キロずつ後半は少しペースが落ちて、それでも半年でたぶん15キロ以上は体重が減りました。たぶんというのは始めたときに正確に体重を測っていなかったから。スタートする何ヵ月か前の健康診断のときの体重を参考にしたのです。
なぜ測らなかったのかといえば目的がダイエットではなかったから。違う目的で始めたことが結果的に体重減にもなったというわけです。
16時間ファスティング
これです、ぼくが痩せた主な理由は。知ってる人もあろうかと思いますが、ファスティングとは簡単に言うと断食みたいなもんでして。やり方のルールは2つだけ。
- 食事が許されるのは1日のうち8時間だけ
- あとの16時間は水かお茶、ブラックコーヒーだけで過ごす
という実にカンタンなものです。
ぼくの場合は朝食を抜いて後は2食とも普通に食べていますし3時のおやつも夕飯後のデザートも食べています。
ただし夜8時から翌日のお昼までは水かコーヒー、炭酸水ぐらいしか口にしません。食べることが大好きなぼくでしたが、最初からそんなに辛いとは思いませんでした。強いて言えば始めの2〜3日だけ。
それ過ぎたら割りと普通になりました。
というか、むしろ空腹でいることが楽しくさえ感じられるように。
ぐぅぅ〜とお腹がなったときなんか、ああ、ぼくは今空腹なんだなあ、と妙な満足感さえおぼえます。
最近ではたまに40時間断食にも挑戦しています。36時間すぎたあたりの爽快感は最高に楽しい!
ただし、これは人にはおすすめしませんが。
ファスティングも正しくは細かい注意点もありますので、もし試して見ようと思われたなら専門の本を読むとよいでしょう。
なぜ、ファスティングを?
みなさん、最近なんとなく調子が悪いと感じることはありませんか?
別に病気じゃないとは思うけど、なんとなく頭が重かったり、いつだって身体のどこかしらが痛かったり。気分も晴れずヤル気もでない。
ぼくの場合ですと仕事が立ち仕事なもんで夕方になると肩や首がコチコチに固まって吐き気がするほど。
医者に言ってもとくに病名もなく疲れてますね、の一言だけです。
そう。
身体がどうにもスッキリしないのです。これがフツーなのか、年とったから仕方ないのか。こんなもんなのか。
いや、いや。
そんなはずはないでしょ。
人はいくつになっても進化できると信じています。
ぼくにとって一番体調がよかったのは小6ぐらいのときで、あの頃は疲れるなんてことは全くなかったなあ。 エネルギーが無限に湧き出て身体中をかけめぐる感じ。
50歳をすぎた今、その感じを取り戻そうというのです。バカげてるでしょうか。
いや、いや。
信じるものは救われる、です。
日々肉体改造に励んでいるのです。
ファスティングもその途方もない実験のひとつの過程であり、オヤジの最後の悪あがきみたいなものでして。
故あってぼくは11年前に、病気になるのはやめよう、と心に決めました。それ以来いろんなことを試してきましたが、その1つがファスティングなのです。
今のところ体調はすごくいいです。
まだ小6レベルではありませんが、頭痛薬もずっと買っていませんし。
気がつけば嫁も・・・・
7キロほど痩せていました。たまに嫁の出勤を見送るのですが、玄関前で遠ざかっていく嫁の後ろ姿を見て、あれ?なんか細くなってる、と。
夜そのことを聞くと、
「このまえ健康診断があって7キロ痩せてたのよ」
との返答が。ぼくに付き合って朝食を抜いてたら(自分の分だけ作るのは面倒ですからね)結果、ダイエットになったようです。体調もよいようでお通じも毎回すっきりみたいスよ。
まとめ
食べたものが消化されるのに14〜16時間かかるらしい。食物の種類や体質にもよるのだろうが、なんにせよ3食食べると身体は常に消化をしている状態なのだそうだ。
これでは内臓が休まるときがないのだ。そこでファスティングです。16時間プチ断食をすることで内臓を休ませてあげる、見えないところで働いてるものにも気を使いましょうということです。
興味がある方は一度トライしてみる価値はありますよ。効果は保証しませんが。あしからず。